翻訳家による翻訳できない言葉の話

日本語と英語の狭間で呻吟し、言葉を超えたものに思いを馳せる翻訳家のエッセイ

Category [日本語になりにくい英語 ] 記事一覧

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Mindを日本語に翻訳できますか?

 10年以上前だったと思いますが、NHKで興味深い番組を観ました。日本人哲学者が、外国人の哲学者らしき人物と、「コンピュータに心はあるか」というテーマで討論していたのです。外国人は英語で話し、日本人哲学者は日本語で話しており、あいだに通訳が入っていました。  外国人は、コンピュータは人間が考えるときと同じように振る舞うのだから、Mindを持っていると言って差し支えないはずだというような主張をしていまし...

Catch-22

 英語学習にかんする記事をようやく書き終えましたので、このブログの本来のテーマである「翻訳できない言葉」に戻ろうと思います。  Catch-22という英語表現をご存じですか? 辞書を引くと、「にっちもさっちもいかない状況」「不条理な状況」「ジレンマ」「板挟み」というような訳語が出ていると思います。たしかに日本語に翻訳するとすれば、そういった訳語しか思いつかないのですが、ニュアンスがややずれているように感じ...

寄り添う

 翻訳の仕事をしていると、日本語に翻訳しにくい表現にしょっちゅう出くわします。そういう言葉はちょっと心憎いと言いますか、この表現が日本語にもあったらなあと、英語という言語が少し羨ましくなるような表現であることがたびたびです。  もちろん、その逆も真で、「どうしてこの言葉が英語にはないの? ああ、日本語ができてよかった」と感じる表現もあります。  そういった言葉を一つ一つこのブログでご紹介していこうと...

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プロフィール

May

Author:May
翻訳家。フリーランスになって24年。出版翻訳専門。京都府在住。

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