翻訳家による翻訳できない言葉の話

日本語と英語の狭間で呻吟し、言葉を超えたものに思いを馳せる翻訳家のエッセイ

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わたしの英語学習法(2)


 わたしは当時のほかの日本人と同じように、中学校に入学した時点で英語に出会いました。1年生の2学期の途中まで、英語の成績は中くらいでした。可もなく不可もなし。平均的な生徒でした。

 英語が得意科目に変わったのは、2学期の途中にNHKラジオの『基礎英語』を聴きはじめてからでした。たぶん10月から聴きはじめたのだと思います。いまはどんなふうになっているのかわかりませんが、当時NHKラジオの英語講座はどれも半年で1クールになっていて、4月と10月に番組内容が切り替わっていました。

 2学期の期末テストで突然クラスでトップレベルの成績になりました。『基礎英語』を中学1年で終えたわたしは、中学2年にあがると『続基礎英語』を聴いてみましたが、この番組はわたしには合いませんでした。学校の授業に内容が似ていて、文型の反復練習が多かったように記憶しています。Do you go to school? Does he go to school? Do we go to school? というように、文章の一部分を入れ替えながら、正しい文法で話せるように練習するのです。

 つまらなかったので『続基礎英語』は途中でやめて、『ラジオ英会話』という番組に飛び級しました。楽しい番組でした。『続基礎英語』のような退屈な文型練習はほとんどなかったと思います。レッスンは毎回、日常生活の1場面で使われる7、8行程度の会話から成っていたように記憶しています。

 NHKのインターネットサイトで『ラジオ英会話』を聴いてみましたが、よくできています。すばらしい番組だと思います。基本的な構成は35年前と同じですが、わたしが聴いていたころよりも内容がさらに充実していると感じます。

 中学2年生が聴く内容としては、たぶんかなりむずかしいと思います。当時はNHKのラジオ英語講座は3種類しかなかったので、突然難度があがってしまうのはしかたがなかったわけですが、好きになれない『続基礎英語』をがまんして聴きつづけたりせずに『ラジオ英会話』のほうへ移行してよかったと思います。

 15分間のこの番組を毎日聴きつづけたおかげで、学校のテストのために勉強する必要はありませんでした。中間試験や期末試験の前日に、試験範囲になっている教科書のページをざっと読むだけで、高校を卒業するまで英語はずっとトップレベルの成績でした。これは自慢するために書いているわけではありません。ほかの人たちの同じような体験談を、いずれ別の記事でご紹介しますので、そのときにどうかわたしの場合と比較してみてください。

 わたしはまた、中学生のころから、英語のポップソングを歌詞カードを見ながら唄っていました。これは勉強のためにしていたわけではありません。ラジオの英会話番組を聴くのも、わたしのなかでは「勉強」ではありませんでした。英語の歌を唄うこともラジオ講座も遊びだったのです。これもどうやら外国語が上達するための大切なポイントのようですので、書いておきます。

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プロフィール

May

Author:May
翻訳家。フリーランスになって24年。出版翻訳専門。京都府在住。

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